散策スポット充実 古墳の丘の氏神様 多摩川浅間神社

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パワースポット

東急東横線・多摩川駅。経由したことはあるものの、下車した経験がない駅でした。

多摩川駅付近には多摩川浅間神社がある、いつか訪れてみたいと思っていたものの、近場ほど「いつでも行くことができる」から未踏の地となっていました。

自粛生活が全面的に解除され、まず「グリーンパワーに癒されたい、広々とした場所で美味しい空気を吸いたい」という気持ちがムクムク湧いてきまして、タイミングは今!ということで足を伸ばして見ました。

訪れてみれば大きな公園、いまが見頃のあじさい園、多摩川一帯に残る古墳の資料館など、思っていた以上に見どころがあり、一人でもデートでも、家族連れでも楽しめる緑豊かな癒し系レジャースポットだということがわかりました。

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多摩川浅間神社 御祭神は木花咲耶姫命

駅を下車して多摩川方面に歩くこと2分、多摩川浅間神社が鎮座しています。御祭神は木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)。『桜の花が匂うような・・・』と謳われた美しい女神様。社紋の桜もこちらにちなんでいるそうです。

浅間神社は霊峰富士を信仰する『浅間信仰』から勧請された神社で、浅間信仰の団体『富士講』の中興の祖である食行身禄(じきぎょうみろく)の石碑が境内にあることでも有名です。

そしてこの石碑、あの勝海舟による直筆だそうです。歴史的偉人にゆかりのある石碑・・・
それだけでありがたい気持ちになってしまうものですね。

多摩川浅間神社 ご利益は子宝

御祭神が女神さま、ということで最も有名なご利益のひとつが「子宝運」。境内には『子産石』、あるいは『子宝石』と呼ばれる石が祀られていて、この石を両手で優しくなでながら一心に子宝に恵まれるようお祈りするとよい、と言い伝えられているそうです。

ご神殿に向かって右手には社務所があり、ご祈祷の受付やお守り・御朱印を拝受することができます。「多摩川浅間神社ならでは」と思ったのがシンゴジラのお守り。

やはり人気なのでしょうね、『お1人 5個まで』の個数制限が設けられていました。

心惹かれたお守りがこの『ふくろう守』。

あると知っていれば現金を持ってきたのに・・・。ふくろうグッズを密かに集めているので後ろ髪惹かれました。

神社仏閣ではまだまだ現金のみの取り扱いのケースが多いですね。いつもお賽銭用の小銭とカードしか持ち歩いていないのでしばしば買いそびれてしまいます。

ご神殿に向かって左手には多摩川。展望スペースがあり、そこからの眺望は抜群です。緑と都会的な高層ビルが並んで見える景色。晴れていると富士山も臨めます。

多摩川台公園 あじさい園

浅間神社を後にし、多摩川駅方面へ戻り、左手に曲がると多摩川台公園のあじさい園があります。春は桜の名所として賑わう多摩川台公園、6月には7種、約3000株のあじさいが見ごろになります。

あじさいは咲いている土壌のPH値によって色が変わるとされていますが、訪れた日は青紫系のあじさいが大半を占めていました。

単調な青ではなく、グラデーションになっているところが美しいですね。

中にはこんなに鮮やかなピンク色のあじさいも。

花輪のふちだけ開いている変わった咲き方の株も見られました。

多摩川台公園 古墳展示室

あじさい園から公園の中心部へ歩くと、中腹辺りの右手に『古墳展示室』があります。この辺一帯は『荏原台古墳群』と呼ばれる古墳が点在する歴史好きには魅力あるエリア。

公園内では亀甲山古墳、宝珠山古墳という2つの大型の前方後円墳をはじめとした古墳群を間近で見ることができるわけですが、この『古墳展示室』内には荏原台古墳群の成り立ちや出土した副葬品などが展示され、この辺り一帯の古代の歴史を垣間見ることができます。

展示室入口にあるジオラマ。

埴輪のレプリカが展示されています。

ちょっと欲しくなってしまったのは・・・鹿と馬を模した土偶。おとぼけた様子がなんともかわいい。(もちろん非売品)

当時の有力者がどんなふうに埋葬されていたかを再現している様子も。

そんなに広くないスペースでしたが空いていて、じっくりと閲覧することができちょっとしたタイムスリップを楽しむことができます。


東急東横線沿線に暮らして5年近く経とうとしているのに今回はじめて訪れた多摩川台公園。かつての『調布浄水場』跡地を利用した水生公園では蓮の花をみることもできるようですね。

ベンチやテーブルを備えた休憩所も豊富ですし、トイレも完備されていて居心地はグッド。

およそ2時間で公園の約半分ほどしか散策できなかったので近々ふたたび訪れてみようと思っています。

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