こちらの記事ではエクオールサプリとして注目されている「エクオール+ラクトビオン酸」について、その特徴や評価ポイント、メリット・デメリットについてレビューしています。
エクオールN+ラクトビオン酸とは?
「エクオール+ラクトビオン酸」は、東京ミッドタウンクリニックなど、全国に9つの医療機関をプロデュースする、アドバンスト・メディカル・ケアが、更年期治療研究の第一人者の医師と共同開発したエクオールサプリメントです。
女性ホルモンと同じ働きをするエクオールを、1日3粒のカプセル状の錠剤で、1日の理想的な量のエクオール・10㎎を摂取することができます。
エクオールとは?
エクオールとは、大豆食品を食べた時に、大豆イソフラボンがお腹の中で特定の腸内細菌によって代謝され、生み出されるスーパー・イソフラボンです。
エクオールは女性ホルモン・エストロゲンと非常によく似た働きをするため、閉経前後にホルモンバランスが乱れ、不調を訴える女性の健康をサポートする成分として注目されています。
エクオールの成分は更年期症状・更年期障害の緩和に効果があるとして、婦人科などの医療機関でも更年期治療の選択肢のひとつとして、処方されることがある成分です。
さらに、エクオールはエストロゲンと同じように肌のハリやツヤをよくしたり、髪の育毛にも効果が発揮されるといわれ、別名「美容サプリ」とも呼ばれることがあります。
エクオールサプリメントは大豆を原料とした「食品」に分類されます。医薬品ではないため副作用の心配もなく、自然由来の成分で女性ホルモンと同じ働きを期待できる安全性の高いサプリメントといえるでしょう。
上の表ではエクオールを12か月間摂取した人の83%が、更年期症状の全般に渡って改善された、という満足度がオレンジ色のグラフで示されています。
エクオールを服用することで、更年期症状が改善された、と感じるまでは、早ければ2週間後、平均的には3ヵ月後から、といわれています。
【参考リンク】
第31回 日本女性医学学会学術集会にて、エクオール長期摂取による更年期症状などの改善効果について発表 | 研究発表 | エクオール | AMC健康成分ラボ (amcare.co.jp)
エクオールは2人に1人が作れない成分
エクオールは腸内で大豆イソフラボンが特定の腸内細菌によって代謝され、生み出される成分です。
大豆イソフラボンを代謝する腸内細菌を持っている人であれば、自らエクオールを生み出すことができますが、およそ日本人の2人にひとりはこの腸内細菌を持っていないため、大豆イソフラボンを食べてもエクオールをつくりだすことができないといわれています。
そのため、直接エクオールを摂取することができるよう、エクオールサプリメントが開発されました。
ちなみにご自身がエクオールをつくれるタイプかつくれないタイプか、検査によって調べることもできます。
エクオールの理想的な摂取量は1日10㎎
エクオールの効果を発揮させるために必要な1日の摂取量は10㎎。
これは「エクオール+ラクトビオン酸」の生みの親である産婦人科専門医・吉形医師はじめ、更年期治療専門クリニックの臨床研究から、1日約10㎎のエクオールが女性の更年期による不調をやわらげる、と確認されています。
エクオール+ラクトビオン酸の評価ポイント
エクオールのサプリメントは安全性に信頼のおける大手製薬会社のものに限ると、あまり多く販売されていません。
その中でも「エクオール+ラクトビオン酸」を大いに評価できるポイントは、なんといってもラクトビオン酸が配合されていることです。
ラクトビオン酸は乳酸菌と酪酸菌を発酵させることで生まれるオリゴ糖の一種。
カスピ海と黒海に囲まれた地域、コーカサス地方のカスピ海ヨーグルトに多く含まれる成分です。
この地域は長寿の人が多いことでも知られています。
ラクトビオン酸は消化されにくいという特徴があり、腸内環境を整える作用をはじめ、女性に嬉しい様々な成分が期待されています。以下で詳しくご紹介します。
ラクトビオン酸の特徴
1.ラクトビオン酸は希少成分
先述したようにラクトビオン酸はカスピ海ヨーグルトに含まれるオリゴ糖の一種。
ですがカスピ海ヨーグルト100g中にわずか2㎎しか存在しないというとっても希少な成分です。
日本人にはなじみの薄かった成分のため、ラクトビオン酸は食品に適用可能な製造方法が知られておらず、国内では食品素材としてまだまだ希少性の高い成分です。
2.ラクトビオン酸はエクオール産生菌を元気にする
ラクトビオン酸は体内環境を整えるだけでなく、エクオール産生菌を元気にし、エクオールを作るサポートをします。
というのも、ラクトビオン酸は腸内細菌のエサとなり、腸内細菌を活性化する源となるからです。
いわば腸内細菌の肥料であり、豊かな畑をつくり上げ、自らエクオールを作りだす力もサポートしてくれるのです。
3.ラクトビオン酸はもろくなった骨も元気にする
一般的に骨量は成長期に増加し、20歳頃ピークに達し、加齢とともに減少していくといわれています。
特に女性の場合は閉経を迎えた後の5年間、急激に骨量が減少し始めることがわかっていて、このせいで骨粗鬆症になりやすくなります。
ラクトビオン酸はミネラルの吸収をよくする成分です。骨の形成に必要なミネラルといえばカルシウム。ラクトビオン酸は女性に不足しがちなカルシウムの吸収を助け、骨粗鬆症などの病気から女性を守ってくれる働きもするのです。
ラクトビオン酸は鉄や亜鉛などの吸収もよくしてくれるので、貧血やうつ病対策のサポート成分としても期待できます。
エクオール+ラクトビオン酸のメリット
エクオール+ラクトビオン酸のメリットは、ずばり更年期の女性の不快な症状を改善してくれるエクオールと、そのエクオールの働きをより高めてくれるラクトビオン酸が一緒に配合されていることです。
ラクトビオン酸の注目すべき効果はエクオールの働きを高めてくれるだけでなく、更年期以降の女性の健康をサポートし続けてくれる成分でもあること。
閉経前後、約10年間と言われる更年期のつらさからの脱出を手助けしてくれ、その後はもろくなりがちな女性の骨の健康をサポートし続けてくれるのです。
さらにエクオール+ラクトビオン酸は、1日3粒で1日の理想的なエクオール・10㎎を摂取できるようにつくられているところもポイントです。
エクオール+ラクトビオン酸のデメリット
エクオール+ラクトビオン酸のデメリットは、他のエクオールのサプリと比較すると、お値段がやや高めなところでしょう。
理由として考えられるのは、まだ希少性の高いラクトビオン酸を配合しているためだと思います。
ただ、エクオールサプリとカルシウムをはじめとしたミネラルの吸収を高めるサプリを飲んでいる、と思えば逆にお手頃といえるかもしれません。
後ほどご紹介する他のエクオールサプリと1日あたり10㎎の量で価格を比較すると、その差は数十円単位です。
エクオールサプリメント こちらもおすすめ
エクオールサプリメントとしては、安全性と価格とのバランスなどから、こちらの商品もおすすめですきます。
大塚製薬 エクエル
エクオールサプリメントとしては一番有名な大塚製薬の「エクエル」。
1日4粒で1日分のエクオール10mgが摂取できるようになっています。
「エクオール+ラクトビオン酸」がカプセルタイプになっているのに対してこちらは錠剤です。
エクエルには乳酸菌「ラクトコッカス20-92」が配合されていて、安全性の高さが特徴になっています。
エクエルもまとめ買いをすることで、1個当たりの単価が安くなっていきます。
【エクエル1ヵ月分】
【エクエル1ヵ月分x2袋】
【エクエル1ヵ月分x3袋】
小林製薬 エクオール
小林製薬の「発酵大豆イソフラボン エクオール」は、Amazonでベストセラーになっています。
ビタミンPとも呼ばれるヘスペリジン(ポリフェノール)、アミノ酸の1種であるテアニンが配合されています。
ただし1日分・1粒に含有されるエクオール量は2㎎。理想的なエクオール量である1日当たり10㎎を摂取しようとすると、他のサプリメントと比較して値段が高くつくので注意が必要です。
発酵大豆イソフラボン エクオールも、まとめ買いをすることで1袋当たりの単価が安くなります。
【小林製薬 発酵大豆イソフラボン エクオール 1ヵ月分】
【小林製薬 発酵大豆イソフラボン エクオール1ヵ月分x2袋】
【エクオール+ラクトビオン酸】レビュー|評価 まとめ!
ここで「エクオール+ラクトビオン酸」レビュー、評価についてまとめておきます。
✓エクオール+ラクトビオン酸は、希少な成分・ラクトビオン酸を配合することで、エクオールの効果を高め、さらに自らエクオールをつくりだす能力もサポートする。
✓エクオール+ラクトビオン酸は、閉経後にリスクの高まる骨粗鬆症対策にも有効である。
✓エクオール+ラクトビオン酸は、1日の理想的なエクオール・10㎎を摂取することができる。
✓エクオール+ラクトビオン酸は、希少成分・ラクトビオン酸を配合することで、他のエクオールサプリメントよりも価格が高い。
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