こちらの記事は自由が丘の大人気パティスリー・パリセヴェイユの食レポです。
いつも行列していて、ご近所のお店ではあるものの、なかなか食べる機会がない貴重なパリセヴェイユのスイーツ(笑)を、チャンスがあれば食べていこう、という超個人的チャレンジです。
パリセヴェイユのスイーツたち
パリセヴェイユ【タルトタンタシオン】

「タルトタンタシオン」。
サブレの土台にキャラメルコーティングされたチョコレートの層、オレンジ、アザランがトッピング。
チョコレートとオレンジの風味がマッチ、さらにキャラメルの甘さが加わってすごく美味しい。サクサクとした食感も食べてて楽しいケーキです。
他のケーキ屋さんにはありそうでないんじゃないかな??
大好物、といっても過言ではないくらい好きなんだけど、最近店頭で見かけないなぁ~。
パリセヴェイユ【フォンダンショコラ】

「フォンダンショコラ」。
パリセヴェイユの中では比較的買いやすい価格のフォンダンショコラ。ひとつ500円くらいだったかな?
フォンダンショコラはおそらく定番で、お店に入った時になかったことはない。
リベイクして食べるのがおすすめで、この時は生クリームをほんの少しだけ泡立ててかけてみました。
最近、気づいたんだけど、「フォンダンショコラ1日100個限定」という、張り紙がドアにありました。
パリセヴェイユ【コム ニューヨーカー】

チーズケーキを食べたかった気分の日。選んだのは「コム ニューヨーカー」。
濃厚なチーズクリームとレモンのコンフィが塗られたスポンジのケーキです。
ざっくりいえば、レアチーズケーキ・レモン風味。
これはこれで美味しいけど、食べたかったのはニューヨーク風のベークドチーズケーキ。
チョイスを間違えた、というかそもそもパリセヴェイユにはベークドチーズケーキが無い。
パリでベークドチーズケーキはなかなか見かけないから、フランスの食文化にはなじみがないのかな?ベイクドチーズケーキはやっぱりニューヨーク風?
上に乗ったクッキーがサクサクで、この部分を食べるのは楽しかった♪
パリセヴェイユ【バスク ノア】

クッキー生地の中に、クルミとレーズンのキャラメリゼが入った焼き菓子「バスクノア」。
残念なことに、クルミの風味が少し古い匂いがしました…。湿気たような匂いです。
たぶんもう、買わないかな…。
パリセヴェイユ【モンブラン】

「モンブラン」。
イートインのみで食べられるケーキです。

渋皮系のクリームです、今はこのタイプのクリームが一般的になりました??
メレンゲのサクサク食感が美味しい。
「みゆきカフェ」や「アンジェリーナ」のモンブランに比べると甘さ控えめで、さっぱりとした味わい。
パリセヴェイユ【パレドール】

「パレドール」。
サブレのサクサクの土台に、アーモンド、ウォールナッツ、ヘーゼルナッツ、レーズン、アプリコットの砕いたものがキャラメリゼされてのっている。
そして濃厚なアプリコットの風味と酸味。

そのうえに生クリームがのり、これとっても美味しい!!
ケーキとデコレートされたサブレの中間みたいなスイーツ。全体に柑橘系の風味を帯びていて、爽やかで上品な味。
ウイスキーなどお酒にも合いそう、そして何個でもいけそう。
パリセヴェイユ【タルト オ フリュイ ルージュ】

「タルト オ フリュイ ルージュ」。
季節のフルーツを使ったベリーのタルト。

この日のフルーツは、ストロベリー、フランボワーズ、ブルーベリー、ブラックベリー、グロゼイユ、グロゼイユはスグリ科の果実。
そしてところどころ、ピスタチオのグリーンをアクセントに。
タルトはやはりサクサク、そしてアーモンドプードルが入った香ばしさがあり、美味しい。でも、ごくごく平凡なベリーのタルト。
で、終わるか?と思いきや、中心部分にこれまたサクサクとしたチョコフレークのような食感の部分があり、やっぱり普通では終わらないパリセヴェイユのケーキだなぁ、と感心したひと品でした。
欲を言えば、フルーツとタルトがバラバラとしてしまい、一体にして口へ運ぶことが難しい。
フォークでフルーツとタルトまで一緒にひと口で食べられたらなおいいかな。
ナイフを用意すれば、食べやすいかもしれません。
イートインでは恐らくナイフが供されるのではないでしょうか?
パリセヴェイユ【ムッシュ アルノー】

「ムッシュ アルノー」。パリセヴェイユのスペシャリテ。
6月だというのにシンジラレナイくらいの猛暑の日、パリセヴェイユの行列が途絶えているのに気づき入店。売り切れていることが多くてなかなかありつけなかったムッシュ アルノーが残ってた!
ムッシュ アルノーは、金子シェフがパリで師事したアルノー・ラエル氏にちなんで名づけられたというひと品。オレンジ風味のミルクチョコレートクリームと、ヘーゼルナッツのダックワーズのガトーショコラです。

断面はこんな感じ。
上からミルクチョコレートクリーム、板チョコ、板チョコの間にもミルクチョコレートクリーム、その下にほろ苦いクランチチョコ、下の層はヘーゼルナッツがザクッとした食感が気持ちいダックワーズ。
上から下までカットして一緒に口に運ぶと、それぞれのチョコレートの風味と食感が一体となってとっても美味しい。
でも、板チョコの部分がどうしても分断されてしまう。こちらもナイフとフォークでカットしながらいただくと、ムッシュ アルノーを存分に堪能することができると思う。
試しにそれぞれの層を、部分的につついて食べてみるとわかる。上から下までを一体として味わうことで、この調和のとれた最高に美味しいチョコレートケーキが出来上がっていることのすごさが。
上にのせてあるのはオレンジピール。
パリセヴェイユ【ティーシューロー】

これは新作?
実は名前が定かではなく…スマホには「ティーシューロー」とメモ。レシートには「T シューロー」。
グラス入りのケーキ。
後日、再訪した際に確認すると、「シューロー」と。
暑い日でもさっぱり食べられそうな直感が働き、選んでみた。

横から見るとこんな感じ。
あたり。酸味がある爽やかな風味。カップの中のレイヤーはどうなっているのかというと…
一番下の層が「エルダーフラワーのジュレ」、そのうえに「野ばらのコンポート」、「アルザス産白ワインのサバイヨンムース」。そしてところどころキャラメル。

よーく目を凝らしてみると、小さなお花が散りばめられている。これがどうやらエルダーフラワー。
酸味x時々キャラメルの甘み、ビジュアルは可憐、あっという間に完食してしまう超おすすめケーキ。
パリセヴェイユ【タルト アプリコ】

「タルト アプリコ」。
タルト好きxアプリコット好き、にはド直球のうまさ。絶対リピートするやつ。

サクサクタルトにクレームダマンド、甘酸っぱさが際立つアプリコット。もうサイコー。
シンプルだけど鉄板の美味しさだよね、アプリコット・タルトは。これは1/4カットサイズだけど、ひとりでホールで食べられる自信がある。
最近気づいたことがある、パリセヴェイユは月曜の夕方、行列なしで入店ができる!
パリセヴェイユ【コン カフェ】

「コン カフェ」。
コーヒー風味だろうな、という事はネーミングからもすぐわかる。ショーケースの商品説明には、”ココナッツのプラリネ”と書いてある。ほぉ、ココナッツ好き♡

失敗したのは、持ち帰ってから時間を置いてしまったこと。今日は最高気温35℃、夕方だったとはいえ、室内はエアコンを入れていたとはいえ、30分程度放置してしまった。
フォークを入れた時にはすでにとろっとしだしていて、キリっと冷えた状態だったらどんなにおいしかったろうと。
結論は、溶けかけでも美味しかったですけどね!
ひと口め、ココナッツの味なんてしないじゃない??と思ったら、一番下の層がすくえていなかった。
敷かれた紙にココナッツプラリネの部分が残ったままだったので、ココナッツを感じられなかったのだと悟り、残った部分を食べてみると、ココナッツ風味のプラリネがサクサクして美味しい♪
コン カフェの層は、コーヒー風味のショコラムース、ココナッツ風味のクレームブリュレ、ケークショコラ、ココナッツのプラリネで構成されていて、上から下までを一体にして頬張ると、ココナッツのサクサクとコーヒーのほろ苦さが融合してなんとも美味。
また食べたい一品。
パリセヴェイユ【ババ オン キューブ】

清楚な見た目で選んでしまった「ババ オン キューブ」。
純白のクレームシャンティー(生クリーム)に、レモンの皮がちりばめられ、クリームの先端に金箔。
フランス菓子の「ババ」がベースになっているよう。
ババは一般的にラム酒でできたケーキだけど、ババ オン キューブにはレモンチェロを使っているみたい。
ケーキの外側はホワイトチョコレートでコーティング。何故か…

内側に生クリームと閉じ込められたパウンド(ブリオッシュになっているのかな?)が、レモンチェロでしっとりを通り越して、びしょびしょになっているから。
ケーキをのせたカップにも、リキュールがたまるくらい、ふんだんにお酒を使っている。
私はお酒に強いからなんともなかったけど、酔っぱらわないように気をつけて~。
生クリームはレモンの風味、グレープフルーツも使っているみたいで、全体的に柑橘の爽やかな味。
ババ、サバラン、ブランデーケーキなど、お酒のケーキが好きな人向け。
パリセヴェイユ クリスマス限定【フィグ/グロゼイユ/ローズ】

12月25日、クリスマス。
前日24日昼間、パリセヴェイユには長蛇の列ができていた。予約もしてないからクリスマスケーキには無理かな…と思いながら夕刻通りがかると、並んでいる組数は3。
これは入店するしかない。
5時前、すでにケーキの品数も残り少なくなってきている。
そんな中で、クリスマス限定の「フィグ/グロゼイユ/ローズ」が残っていたので購入。

見た目がかなりシンプルで、あまり期待していなかったけど、これ大当たり。
好みの甘ずっぱい系のケーキだった。

上部にはイチジクとグロゼイユのジュレ、その下にはイチジクのムース、真ん中にはローズの香りのマスカルポーネチーズ。
食べ物でローズの香りはけっこう苦手な方だけど、ピエール・エルメのイスパハンほど強くなく、気にならない、という程度。
全体をくるんでいるのがビスキュイジョコンド。
ビスキュイジョコンドとは、アーモンドパウダーと同量の粉砂糖に、小麦粉や卵を合わせて空気を含ませ、メレンゲとバターを加えて高温で焼き上げた生地、とネットで調べるとわかる。
でもメレンゲ感はないような?
気に入ったポイントは先にもふれた「甘酸っぱさ」。特に上のジュレが酸味がきいてて美味。
ケーキ全体が甘酸っぱさに包まれてて、ウイスキーをすすりながらいただいたが、お酒にあうなぁ。
ちなみにグロゼイユとは、フサスグリというベリーの1種のようだ。
クリスマス限定ケーキは全部で5種あったようだが、残っていたのはこのフィグ/グロゼイユ/ローズだけ。
でもたぶん、今回のラインナップの中ではたぶんいちばん自分の好みのタイプだったと思う。ラッキーだった。
パリセヴェイユ【ガトー バニーユ】

タヒチ産のバニラビーンズを使ったという「ガトー バニーユ」。
まずは金箔がのせられた華やかでシックな見た目に注目。一見地味に見えがちなケーキに金箔をのせて、でも品が悪くならないところにセンスを感じる。

ガトー バニーユの層は上からバニラビーンズたっぷりのバニラクリーム、サクサク食感の薄いサブレ、アーモンドの生地、ガナッシュ、一番下がかためのサブレ。
とにかく甘い。
過去に食べてきたパリセヴェイユのケーキの中で、最も甘い。めまいを覚えるほど。
バニラビーンズの香りはむせかえるくらい強い。
と、こう書き進めると、強烈な甘さは苦手で、ゆえにガトー バニーユもイマイチだった?と思わせてしまうかもしれない。
そんなことはない、美味しい。ガツンと脳に衝撃を与えるほどの甘さが欲しいときや、バニラ風味のファンには超おすすめ。

ちなみにパリセヴェイユのケーキにのせてある丸いシール、papagoで撮影してみると、

こんな風になりました。
パリセヴェイユのホールケーキ
パリセヴェイユではバースデーケーキにできるホールケーキもありますよ。
当日販売もしていますが、全種類揃っているわけではない&売り切れが早いから、
事前予約がおすすめです。
予約は前日までだそうです。


以前、10月の末に「フィグ オランジェ」を母親のバースデーケーキに持ち帰りましたが、約3時間で生クリームがとろとろにとろけていました。
もちろん保冷材はつけてくれましたが、繊細なケーキである、ということがわかります。
持ち歩きには要注意です。
パリセヴェイユ ホールケーキ予約方法
パリセヴェイユのホールケーキは店頭・電話で予約できます。
予約は前日までOK。
前日・当日のキャンセルはできないので、変更がある場合は2日前の19:30までに連絡してください。
上の画像で🌸のマークがついているものは、3~13人分までサイズ変更が可能です。
当日電話でのお取り置きは行っていないそうです。
目黒区自由が丘2-14-5
TEL:03-5731-3230
営業時間:AM11:00-19:00
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