自由が丘駅から徒歩7分、奥沢五丁目にはかつてこの地を治めていた吉良氏の家臣・大平氏が、室町時代に奥沢城を築城するにあたって世田谷区東部の守護神として建立された奥澤神社が鎮座している。
奥澤神社 入口
自由通りを東急目黒線・奥沢駅方面へ歩き、『上島珈琲 奥沢店』を通り過ぎると右手に出現するのが奥沢神社。
インパクトのある藁の大蛇がお出迎え。
奥澤神社のご利益
奥澤神社の御祭神は誉田別尊(ほんだわけのみこと)、稲倉魂命(うがのみたまのみこと)。災厄を払う神としてあがめられ、ご利益として五穀豊穣、商売繁盛、出世開運、武運長久、が期待できるとされている。
奥澤神社の本殿。
ご本殿の中にも藁の大蛇が。
奥澤神社 御朱印
奥澤神社では9時から16時の間、お昼休みの時間を除いて御朱印がいただける。ただ神社の都合によって受付時間が変わるので要確認。
奥澤神社 「皮だけシイノキ」
わらの大蛇が巻き付く鳥居をくぐった境内の手前には区の名木百選に選ばれているご神木が現れる。いかにも神々しい。
このシイノキは中は空洞で皮だけで樹立しているため「皮だけシイノキ」と呼ばれている。
奥澤神社 福寿弁天
本殿にお参りして左手奥に進むとかつて奥沢弁財天に祀られていた弁財天が移設されている。奥沢弁才天の地はいまや商店街となり、その痕跡は残っていない。
神社の境内は外界とは2℃~3℃気温が低く空気もひっそりとしており、一瞬にして厳かな心持にさせてくれるスポット。
自由が丘の繁華街とは反対方向の地、奥沢地区。閑静な住宅地と懐かしさの残る商店街の中におしゃれなカフェが点在する散策におすすめのエリアだ。
奥澤神社
〒東京都世田谷区奥沢5-22-1
【例大祭】
9月の第二土曜・日曜に巨大なわらの大蛇を十数人で担いで町内を歩くという「蛇まつり」開催