日経平均株価の大暴落以来、眠れなくなってしまったので内科で睡眠薬をもらってきました。
眠剤を服用するのは初めてではないんですが、この10年程度で睡眠薬がだいぶ進化したらしい、5ということで処方してもらったお薬・デエビゴについて書いてみます。
寝つけない・途中覚醒・早朝覚醒のトリプルパンチで処方してもらったのはデエビゴ
2024年8月5日、日経平均株価が大暴落。
NISA、新NISAでインデックス投資をしているわたし、インデックスならそんなに心配ないだろう、買ってるのは外国株だし…
となんとなーく甘く考えていたら、数日後、含み損が100万円を超えているのに気づきました。
それ以来、眠れない…。
実は仕事のことでもちょっと悩んでいて、よく眠れない理由はそれだけじゃなかったんだけど、この大暴落が決定打となって完全に睡眠困難に陥ってしまいました。
それでも2週間ほど自然入眠できるよう試みてましたが、思考力、記憶力に限界が。仕事中、会議で言葉がすんなりと出てこない。
もうそんなに頑張らなくていいだろう、素直に薬に頼ろう。
ちょうど健診結果を聞きに行く機会があったので、思い切って内科の先生に相談してみました。
というか、「睡眠薬を処方してください」とお願いしました。
そしていただいたのが「デエビゴ」です。
デエビゴは張りつめた神経をよしよし、となだめてくれる睡眠薬
デエビゴの有効成分は「レンボレキサント」。
脳内にある、覚醒状態を維持する神経ペプチド・オレキシンの働きを低下させ、眠りを促す作用があるそうです。
自律神経をアクセルとブレーキに例えたら、アクセルを抑制して自然な睡眠を促すイメージ。
オレキシン受容体拮抗薬に分類されている、新しい薬なんですって。
デエビゴには、2.5㎎、5㎎、10㎎錠の3種類があり、服用してから2.5㎎は1.5時間、10㎎は1.0時間経過すると、有効成分のレンポレキサントが体内で最高血中濃度に到達。
入眠困難、中途覚醒など、睡眠維持困難の症状がある不眠症の治療薬として日本で創薬され、2019年にはアメリカ食品医薬品局が承認。
服用してから8時間程度でレンボレキサントの最高血中濃度が25%程度まで減少、朝になると内因性物質が増えてくるので、日中の活動に影響がない、と考えられているそう。
翌日に響きにくい、というところも特性のひとつのようです。
<参考リンク>
デエビゴについては下記を参考にさせていただきました。
ここ10年で進化した睡眠薬
睡眠薬というと依存性が高いとか、体に負担がかかるとか、マイナスなイメージが強かったわけですが、デエビゴはそういったリスクが低いとされているようです。
デエビゴを処方してもらった翌週、NHKのあさいちで「睡眠改善スペシャル」という番組が放送されました。
タイムリーな話題♪
最近の睡眠薬事情のコーナーでは、睡眠における世界的権威の柳沢正史先生がオレキシン受容体拮抗薬について語られていました。
「睡眠薬はこの10年で、依存性が少ないものに進化している。眠れず我慢するより、薬に頼ったほうがよっぽど体にいい」という趣旨のお話をされていました。
それでも睡眠薬に抵抗がある方は、柳沢先生おすすめの入眠方法があるので後で簡単にまとめておきます。
デエビゴを服用してみた感想
すでに睡眠不足で目がギンギンになっていたので、デエビゴを処方されたその日、早速服用。
いつもの入眠ルーティンをしながらベッドに入る30分前に5㎎・1錠を服用。
ベットに入り、ホットアイマスクで目を温めながら、「そろそろ本を開こう」(寝落ちのために歴史小説を読んでいる)と思っている間に眠りに落ちてました。
それ以来、多いときは3度(汗)もトイレに起きることがあるわたしですが、そのよは一度もトイレに行かず、予定起床時間の1時間前、朝まで眠れました。
少しの幸福感。
睡眠負債がだいぶ膨らんでいたんでしょう、「眠れた!スッキリした!」までは残念ながら到達できなかったものの、トータルで6時間半、一度も目を覚まさず眠れたのは、嬉しかった~。
翌日も5㎎を服用、そして同じように眠れる。快適睡眠成功。
2日間デエビゴを試して、3日目にはデエビゴなしで自然入眠に成功。
結局、2回ほど服用して以来、元のリズムを取り戻したのか、今は薬なしで眠っています。
デエビゴを服用してみて副作用はあったか?
デエビゴを服用して何か副作用はあったかというと、翌日の朝、少しの頭重感あり。
頭痛が起こることがあることは、デエビゴを調べるとわかります。
そして、内科の先生、薬剤師、共に説明されたのが「悪夢を見る可能性がある」ということ。
どういう仕組みか不明だけど、普段全く夢を見ない(覚えてない)わたしは逆に期待したところもありました。が、入眠後のそれは起こらず、2日目の明け方、ちょっとおかしな夢をみたきり。
パリコレ?のモデルに選ばれた自分に、最高にダサい服があてがわれる、という話のネタになりそうな面白い夢をひとつ。
これは人によっては悪夢になるかもしれない(笑)。
薬の副作用と思えるものはその程度で、至って健康的に一時的に睡眠薬に頼り、元の睡眠リズムに戻ることができました。
オリジナル入眠法
普段から睡眠障害レベルなわたしですが、コレを始めてから比較的よく眠れる、というわたしオリジナルの入眠法を紹介させてください。
①難しい本を読む
難しい本を読んでみてください。
面白い本は朝まで読みふけってしまうので、ダメです。
わたしが選んだのは歴史本や歴史小説。普段目にしない、読めない漢字がいっぱい出てくるやつです。
「あー、この漢字、さっきふりがなふってあったけどなんて読むんだっけー💦」などとページをめくっていると、いつの間にか落ちています。
本にのめりこめない「ちょっと難しい内容」というところがポイントです。
②ホットアイマスクで目を温める
ベッドに入ったら、ホットアイマスクで数分間、目を温めてみてください。
いつの間にか本を手に取るkともなく、眠りに落ちていることがあります。
ホットアイマスクは使い捨てのものより、繰り返し使える「あずきのチカラ」がコスパよくておすすめ。
睡眠の世界的権威の入眠法
ここであさイチに出演されていた柳沢先生のおすすめされている入眠法もご紹介しておきましょう。
①筋弛緩法
ベッドに入ったらカラダにギューっと力を入れて、パっと弛緩します。
やってみると、なんだかリラックスできる気がします。
これは軍隊なんかでも導入されている入眠法だそうです。
②15秒呼吸法
7~8秒かけてゆっくりと息を吸います。
同じくらいの秒数でゆっくりと息をはきます。
この時、腹式呼吸で行うことが重要。
息を大きく吸いながらお腹を膨らませて…
息を吐きながらお腹をへこませる。
これを数回繰り返します。
なんだか、眠くなってきませんか??
最後に
睡眠薬がこんなに進化していて依存性がない、リズムが整ったらやめられる、と知っていたら、もう少し早く服用していたでしょう。
友人との会話が弾む。仕事のアイデアがひらめく。
いつもの自分に戻れてほっと胸をなでおろし、「デエビゴを開発してくれた人、ありがとう」と思いました。