12月1週目、そろそろ都内でももみじが色づいて来たかな~と、九品仏浄真寺へやってきました。
自由が丘周辺で、見事な紅葉を見ることができるのはここ九品仏浄真寺ではないかと思います。
九品仏浄真寺は敷地面積が広く、境内には奥沢城跡も残る立派なお寺です。
正式名称は「九品仏 唯在念佛院 浄眞寺」。
延宝六年(1678年)徳川幕府から奥沢城跡を下賜され創建された浄土宗のお寺です。
開山したのは珂碩上人(かせきしょうにん)。9体の阿弥陀佛像と1体の釈迦牟尼佛像を造立し、浄真寺を創建しました。
都内でも屈指の敷地面積を誇る九品仏浄真寺の紅葉撮影スポットをご紹介します。
九品仏浄真寺 表参道~総門
浄真寺の総門です。
この日はお天気がよく、境内はたくさんの人で賑わっていました。
たくさんの人を避けて撮影するのが大変で、ちょっと中途半端な構図になってしまいました。
九品仏駅方面からはじまる参道からこの総門までの間は、かえでの木があまり植わっていないので、まだあまり紅葉している感は味わえません。
でも一歩、門をくぐり抜けると…もう真っ赤に紅葉したかえでの木。
総門をくぐってすぐ左側に閻魔堂がありますが、ちょうどその周辺にかえでの木が多く、この辺りでまず撮影をする方がたくさんいます。
九品仏浄真寺の紅葉撮影スポットその1です。
ちなみに閻魔堂でお賽銭を入れると、閻魔大王からありがた~い「お言葉」がいただけるので、ぜひお参りしてみてくださいね。
九品仏浄真寺 山門(仁王門)~龍護殿(本堂)
こちらは山門、仁王像があるため仁王門ともいいます。高さ30mほどある立派な御門です。
この山門の手前に小ぶりだけれど綺麗に色づくかえでの木があります。
ここが九品仏浄真寺の紅葉撮影スポットその2です。
グループでお参りに来られている方々は、この山門とかえでの木を背景に撮影されていきます。
順番待ちが起きるほどの人気スポットです。
山門から御本殿に向かっていく道々もかえでの木が多くて美しい紅葉スポットです。
左手に石塔が立っていますがその手前に真っ赤なかえでの木があり、この周辺で立ち止まり撮影する人がたくさんいます。
石塔の周囲には大きめの岩が配置されているので、岩をバックに撮影するとこんな風にもみじがくっきりと撮影できます。
九品仏浄真寺 御本堂周辺
御本殿周囲には樹齢300年の大銀杏の樹があります。
黄金に葉が染まった銀杏は縁起物。ぜひここでも撮影してみましょう。
九品仏浄真寺の紅葉撮影スポットその3です。
九品仏浄真寺 中品堂~下品堂
こちらは9体の阿弥陀佛像が配置されているうちの中品堂(ちゅうぼんどう)。
中品堂を一番奥に見て、上品堂、下品堂、とお堂が並びます。
このお堂の周辺は紅葉と常緑樹との、赤、オレンジ、緑のコントラストが美しい所。
九品仏浄真寺の紅葉撮影スポットその4です。
九品仏浄真寺 鐘楼堂
文化遺産に登録されている鐘楼堂の辺りには銀杏の木があり、黄金に染まった銀杏の枯葉の絨毯ができています。
九品仏浄真寺の紅葉撮影スポットその5です。
写真はありませんが文化遺産の鐘楼には見事な彫刻が施されているのでぜひご覧ください。
九品仏浄真寺へのアクセス
九品仏浄真寺の最寄り駅は東急大井町線・九品仏駅。駅から徒歩3分です。
または東急大井町線・東横線の自由が丘駅から徒歩10分。
近くには「モンディアル・デュ・パン」というパンの世界大会で優勝したシェフが営む人気のパン屋「Comme’N(コムン)」があります。
このパン屋、週末は行列することが多いので、空いていたらチャンスだと思ってください。
九品仏浄真寺は極楽浄土を再現
城跡というだけあって広大な敷地の九品仏浄真寺。
調べてみると、敷地面積12万㎡、境内の広さは3万6千坪に及びます。
この「36」という数字は往生にちなんだ数字だそうで、三仏堂各堂の丸柱が36本、上品堂と本堂の間が三十六間、といたるところに36という数字が当てはめられています。
お寺全域が極楽浄土の様相にかたどられていて、散策していて心が落ち着くのはそのせいかもしれません。
秋の景色も素晴らしい浄真寺ですが、桜の季節も楽しめます。
初夏には蓮の花を見ることもできますので、ぜひお散歩に訪れてみてください。
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