毎年春先には、かならず体調を崩します。
30代の終わりごろからこの傾向が出はじめたので、年齢的なものと、それにともなう自律神経の失調、自律神経失調に伴う冷え性、頭痛、首・肩のコリ、そして数十年に渡って悩まされている花粉症が拍車をかけて、体調不良につながっているようです。
花粉症だけは抗アレルギー薬を服用しないとどうにもならないんですが、自律神経失調に伴う不調は、できるだけセルフケアで、お財布にも体にも負担をかけず治していきたいな、と考えています。
そんな時に知った「火を使わない、貼るお灸」がじんわり効いて、少し不調をやわらげてくれるみたい。
ご紹介しますね。
なお、この記事には一部広告が含まれていますので、ご了承ください。
火を使わないお灸と出会ったきっかけ
実はもう一つ持病があって、「変形性股関節症」という股関節の疾患を持っています。
変形性股関節症は、関節の変形・摩耗によって、骨の破壊や炎症が起き、痛みや運動障害が伴う関節の病気です。
これを克服するために、パーソナルトレーナーによる運動や、整体・マッサージなどのボディメンテナンスを定期的にしています。
そのうちのひとつに、鍼とお灸でマッサージを施してくれるコンディショニングスタジオがあります。
「火を使わないお灸」に出会ったのは、そのスタジオでの施術に使用されていたからで、自宅でもケアできるように、火を使わないお灸を購入してみました。
でも実のところ、火を使わないお灸ではなく、「調子いいかも」と思えたのは、スタジオで施術してもらった「置きバリ」でした。
コンディショニングスタジオでは、ハンドによるマッサージと、鍼とお灸をつかってボディバランスを整えてくれるんですが、鍼は刺すタイプのハリと、貼るタイプのハリを使います。
貼るタイプのハリは、縫い針のような長いものではなく、小さな突起が付いたシールで、患部をゆるく刺激するタイプのもの。
この貼るタイプのハリは、術後も「置きバリ」といって、ケアが終わったあともそのままつけていていい。
ある時、首筋のコリがひどく、患部に置きバリをしてもらいました。
いつもは半日~1日くらいではがしてしまっていたんですが、首コリが気にならなくなったような気がして3日間ほど貼りっぱなしにしてみました。
マッサージなどの施術を受けた直後は、すっきりコリもほぐれ、気持ちのいいものですが、1日仕事したら、すぐに元に戻ってしまいませんか??
ところが置きバリを3日ほど放置してみると、その間ずっと首筋のコリを抑えられたんです。
スタジオでは火を使わないお灸を販売していたので、そちらを買って、自宅でセルフお灸。
実際に自分でお灸をしてみると、首筋がすうっとラクになって患部もあたたまる。
どうしてもっと早く、火を使わないお灸にたどり着けなかったのか、と思ったものです。
いま使っているのはコレ「火を使わないお灸 せんねん灸 太陽」
正式名称は「火を使わないお灸 せんねん灸 太陽」といいます。
火を使う本格的なお灸ではなく、発熱剤を利用したお灸の代用品で、そのまま外出できちゃうところが魅力です。
発熱時間は使用開始からおよそ3時間。
温度は35℃~58℃。
直径35㎜、高さ7㎜で肌色、なので、目立ちにくいところも助かります。
肌に当たる面は和紙できていて、その内側にはもぐさのシートがついています。
温熱効果により、
①疲労回復
②血行を良くする
③筋肉の疲れをとる
④筋肉のこりをほぐす
⑤神経痛・筋肉痛の痛みの改善
⑥胃腸の働きを活発にする
など、6つの効果があるとされています。
発熱剤のシールをはがすと温かくなってくるので、肌に貼る部分のシールをはがして患部に貼ります。
わたしは寝つきが悪く、そのためいつも本を読みながら寝落ちするように仕向けているんですが、このお灸を貼ってベッドに入るといつの間にか寝てしまいます。
トリセツには3時間以上の使用を避けるよう記載されているので本当はよくないのですが、そのまま朝まで貼りっぱなしです。
ただ低温やけどをする場合もあるので、使用する場合は3時間以上の貼りっぱなしには、くれぐれもご注意ください。
ストックしておいていつでもどこでもカンタン温活
持ち運べるので職場にもストックしておくことにしました。
パソコン作業中にコリや冷えなどの不調を感じたら、取り出してそっと温活しています。
首すじや肩まわりが疲れてきたとき、腰の痛みやお腹の冷えを感じた時、このお灸を貼るとすぅっとラクになります。
時々かなり熱く感じることがあります。
日によって、また部位によって、いつも感覚が違うので不思議ですが、そんな時はちょっとずつ位置をずらしたりして調節してください。
患部別のおススメお灸ポイント
「火を使わないお灸 せんねん灸 太陽」のトリセツによれば、自分がツライ、と感じる部位に好きなように貼っていいらしいです。
ですが、コンディショニングスタジオで、お悩み別のおススメお灸ポイントを教えてもらったので、あわせてご紹介します。
〇肩こり・頭痛
<手三里>
ひじを曲げた時にできるシワに人差し指をおき、指幅3本分のところ、薬指が当たっている部分。
〇腰痛
<天枢・てんすう>
おへそ横から指3本幅のところ。
〇足のむくみ
<豊隆・ほうりゅう>
ひざとくるぶしの中間。
〇冷え性
<関元・かんげん>
おへそから指4本分下にいった部分。
〇寝つき
<内関・ないかん>
手首のしわの中央から指幅3本分下がったところ。
置きバリのようなシールも市販されています
コンディショニングスタジオで聞いた話ですが、慣れている人は、身の回りにあるもので簡易的な置きバリを自作するらしいです。
お米を使ったりするそうですよ(なるほど!)
それもいいけど、簡単に自分で置きバリできるものは売ってないのかなぁ、と探したところ、代用品になるものを見つけました。
このTipal(ティパル)つぶシールは、肌に当たる部分が樹脂製で、金属アレルギーの方でも使えるらしいです。
ブレインスリープコンディショニングスタジオ
いまわたしが通っているボディケアスタジオは、二子玉川にある「ブレインスリープコンディショニングスタジオ」というスタジオです。
ブレインスリープは「スタンフォード式 最高の睡眠」という、質のいい眠りに関するメソッドをまとめた本を元に、枕を開発・販売している会社です。
このスタジオに通おう、と決めたのもこのブレインスリープ枕が気になっていたからです。
快眠の秘訣としては、睡眠中の脳の温度を低温で一定に保つ必要があるそうです。
ブレインスリーブコンディショニングスタジオでは、実際に枕を試すこともできるので、ご興味がある方は全国で唯一のこのスタジオを訪ねてみてはいかがでしょうか。
コンディショニングスタジオは二子玉川の蔦屋家電2階にあり、その1階ではブレインスリープの店舗もあり、枕を購入することもできます。
お灸や鍼は、あくまでも、症状をラクにする手段のひとつと考えてください。
長引く不調は放置せず、クリニックや整体、漢方薬局などで定期的にメンテナンスをしたり、症状に応じた薬を服用するなどしてこまめにケアすることが悪化させないポイントです。
近所に一か所、頼れる病院、マッサージ屋さんの行きつけをつくっておくと安心ですね。
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