アレルギーでもなく、風邪でもなく、朝の目覚めは普通だったのに、お昼ごろからなんだか調子が悪い…。
そういうことが何度かあって、はたと気づいたことがあります。
朝、ベランダの草木に水をやるため、日焼け止めをぬっている。
その日焼け止めが、目にしみて、体調が悪いように感じていたんです。
これは目の不調でわかりました。
太陽光線がいつもよりまぶしく感じて「あぁ、なんだか今日は体調悪いみたい…。
ん?これは、目に何か入っているのでは…?」と洗眼すると、体調が徐々に戻ってくる。
「敏感肌用」の日焼け止めを使っていたので「まさか」と思いました。
この記事では日焼け止めが目にしみる理由と、目にしみない日焼け止めはないか調べたまとめをご紹介しています。
なお、この記事には一部広告が含まれていますので、ご了承ください。
日焼け止めが目にしみる理由
一般的に目にしみやすいといわれている成分
日焼け止めが目にしみる理由について調べてみました。結論から言うと、日焼け止めに含まれる成分や目の状態によって、目に刺激を感じることがあるようです。
日焼け止めに含まれる成分で目にしみるものとしては、以下のようなものがあります。
紫外線吸収剤
紫外線を吸収して日焼けを防ぐ成分ですが、目の粘膜に刺激を与えることがあります。
エタノール(アルコール)
日焼け止めの塗り心地や持続力を高めるために使われる成分ですが、揮発性が高く、目の周りで蒸発したエタノールが目にしみることがあります。
界面活性剤
日焼け止めの乳化や分散を促すために使われる成分ですが、目の粘膜を乾燥させたり、刺激したりすることがあります。
日焼け止めが目にしみるのは目の状態も影響する
また、目の状態としては、以下のようなものが影響することがあります。
ドライアイ
夏はエアコンや紫外線などで目が乾燥しやすくなります。
目が乾燥すると、涙の量や質が低下し、目の保護機能が弱まります。そのため、日焼け止めなどの刺激物質に対して敏感になりやすくなります。
加齢
年齢とともに目の粘膜や涙腺の機能が低下し、ドライアイになりやすくなります。
また、まぶたの皮膚もたるんできて、涙が流れ出しやすくなります。そのため、日焼け止めなどが目に入りやすくなります。
ここまでは、hospita clipを参考とさせていただきました。
汗をかいて日焼け止めの成分が目に流れ込む
夏場やスポーツなどで汗を流すと、その汗に日焼け止めの成分が混ざり、目に流れ込んでしみる場合があります。
日焼け止めが目にしみる場合の対策
日焼け止めが目にしみる原因を知ったところで、次は対策方法をお伝えします。まずは予防策から見ていきましょう。
日焼け止めの選び方
目にしみる成分を含まないか少ない日焼け止めを選ぶようにしましょう。
例えば、紫外線吸収剤ではなく紫外線散乱剤(酸化チタンや酸化亜鉛など)を使っているものや、エタノールや界面活性剤を含まないものなどです。
ベビー用やノンケミカルと呼ばれるものも比較的目に優しいです。
日焼け止めの塗り方
目の周りは日焼け止めを塗らないか、薄く塗るようにしましょう。
特に眉毛の下から涙袋までの部分は避けると良いです。その部分はファンデーションでカバーするか、サングラスや帽子で日差しから目もとをカバーするといいでしょう。
肌に優しいと思い込んで使っていた日焼け止めは、紫外線吸収剤が入っていた
ところで、私は何を使っていたか?というと、無印良品の「敏感肌用日焼け止め」を使っていました。
「敏感肌用」という商品名からすっかり安心して、商品説明も読まずにリピート購入していたところ、ウェブの商品説明を見ると、しっかりと「紫外線吸収剤使用」と、書いてありました。
一般的な敏感肌用の低刺激性日焼け止めには、紫外線吸収剤ではなく、「紫外線散乱剤」を使うことが多いようですが、無印良品の場合はちょっとユニークな成分配合になっているんですね。
私の場合はドライアイもあるので、相性がとっても悪いチョイスだったようです。
ということで、無印良品の「敏感肌用日焼け止め」は目にしみる可能性が高いです。目にしみない日焼け止めをお探しでしたら、紫外線吸収剤やエタノールや界面活性剤が不使用か、少ないものを選ぶようにしたほうがいいでしょう。
目にしみない日焼け止め8選
ではここで、目にしみにくい日焼け止めのおすすめ商品をいくつかご紹介します。
以下の商品は、紫外線吸収剤やアルコールのほか、香料や着色料などの添加物が不使用か、少ないものです。
URUNWRAP(ウルンラップ) | UV クリーム
SPF28・PA+++。
ウルンラップのUVクリームは、肌に優しいオーガニック成分で作られた日焼け止めです。
第3の紫外線散乱剤、酸化セリウムを使用しており、無香料・無着色・低刺激。
さらに酸化セリウムは水溶性で、酸化チタンや酸化亜鉛よりも肌に優しい成分で、ベビー用にも使われることが多い成分です。
また、太陽光だけでなく、ブルーライトからも守ってくれるので日常使いにおすすめです。
固形・練り状・泡で出るタイプの一般的な洗顔料で洗い落とすことができ、ダブル洗顔は不要。
透明なので白浮きしにくい、という特徴もあります。
太陽油脂 | PAX NATURON(パックスナチュロン) | UVクリーム
SPF30・PA++。
パックスナチュロンのUVクリームは、紫外線吸収剤不使用、合成界面活性剤不使用、石けんで乳化したクリームで、無香料・無着色、パラベンフリーで100%自然由来成分、敏感肌にも使えます。
さらにシアバター・カミツレエキスなど保湿成分も豊富に配合されているので、乾燥が気になる方におすすめです。
化粧下地としても一年中使え、また一般的な洗顔料や石けんで落とせます。
N&O Life | ALOBABY | アロベビー UV&アウトドアミスト
SPF25・PA++。
お子さんがいる方には認知度が高い日焼け止めかもしれませんね。
アロベビーUV&アウトドアミストは動き回る赤ちゃん用に開発されたスプレータイプなので塗りやすく、お湯で落とせるところもポイント。
紫外線散乱剤を使用しており、無香料・無着色・パラベンフリーです。
当初はSPF15と低めでしたが、SPF25にパワーアップ、キシキシとした使用感も改善された使用感にリニューアルされました。
このシリーズには保湿成分をたっぷり含んだミルクタイプもあります。
100%天然成分で、シリーズ累計300万本を超えるロングセラーの日焼け止めです。
公式サイトでは、万一肌に合わなかった場合、15日間の全額返金保証が適用されます。
ほかにも、大人の女性が使いやすく、乾燥対策としてうるおい成分が豊富、メイクの上から塗り直しができる、など「使いやすさ」にこだわった商品があります。
オルビス | オルビス サンスクリーン(R) オンフェイス モイスト
SPF34+・PA+++。
オルビスのサンスクリーン(R)オンフェイスモイストは、紫外線吸収剤不使用で、肌に優しいノンケミカル処方、1本で2役の下地機能つき。
保湿成分としてローズマリーエキスを配合し、美容液成分が全体の80%を占めるという、大人の乾燥しやすい肌にうるおいを与えることにこだわった日焼け止めです。
ちなみに、オルビスの製品を公式サイトから購入すると、初回は送料無料になります。
ポイントも付与されるので、定期購入する場合は公式サイトがおすすめです。
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オルビス|サンスクリーン(R) オンフェイス ライト
オルビスのサンスクリーンではさっぱりタイプもあります。
SPF34・PA+++。
オルビス サンスクリーン(R)オンフェイスライト。
肌タイプがオイリーな方には、こちらの方が合うかもしれません。
こちらも紫外線吸収剤フリーです。
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オルビス|サンスクリーン(R) フリーエンス 全身用
オルビスには、顔にも体にも使える日焼け止めがあって、1本で済めば持ち歩きもかさばらなくていいな、と思いました。
SPF30・PA+++。
オルビス サンスクリーン(R) フリーエンスも紫外線吸収剤不使用。
こちらも一般的な石けんや洗顔料で落とせます。
白浮きしにくく、またうるおいにもこだわっているので、乾燥肌タイプの方にもおすすめです。
\オルビス公式サイト初回送料無料 /
エトヴォス | エトヴォス ミネラルUVパウダー
SPF50+・PA++++。
エトヴォス ミネラルUVパウダーは、高い防御力を持つパウダータイプの日焼け止めです。
紫外線吸収剤やアルコールは不使用で、ミネラルの力で肌に優しいノンケミカル、肌にも地球の環境にも優しい処方になっています。
メイクの上から使える軽くてマットな仕上がりで、テカリや毛穴をカバーします。
エトヴォス公式サイトから購入すると、最短で当日発送。
税込4,500円以上で送料無料になります。
無印良品の紫外線吸収剤不使用 日焼け止め
そして、無印良品の日焼け止めのシリーズにも、紫外線吸収剤不使用のものを見つけました。
青い文字で商品名が書かれているシリーズです。
SPF30・PA++。無印良品 日焼け止めミルク。
顔と体に使えるそうです。またうるおい成分として、ヒアルロン酸も配合されています。
紫外線吸収剤不使用をアピールしていない理由はわかりませんでした。
無印良品の同シリーズで、ジェルタイプもありました。
SPF50+、無印良品 日焼け止め ジェル。
ミルクタイプよりものびがよく、メイクしやすく使いやすかったです。
ただ少し、アルコール感が強いな、という感想はもちました。
無印良品では、同シリーズのメイクの上から使えるスプレータイプ・日焼け止めミストも発売されていて、日中の塗りなおしに便利です。
ただ顔に塗る場合は要注意。
目の周りは慎重に。ドライアイのわたしはやっぱりしみます・・・!
カラダに塗るには伸ばしやすくて使いやすい。
ただ、塗りたてでビーサンなどのサンダルで歩くと、ツルツル滑るので気をつけてください(笑)
目にしみない化粧下地
この記事を読んでいただいている読者の皆さまの中に、「目にしみない化粧下地」を探されている方がいたので追記します。
私は化粧下地・ファンデーションは、長年資生堂のマキアージュを使っています。
真冬、雨降りの日などは日焼け止めなしで、マキアージュの化粧下地をつけるだけです。
これが、SPF50+、PA++++、の処方で、しっかり日焼け止め効果が施されています。
「マキアージュ スキンセンサーベース」、今までこれが目にしみたおぼえがないので、化粧下地で日焼け止め効果があるものをお探しの方には、これをおすすめしたいと思います。
余談ですが、テカりやすい肌質だったので、テカらない下地&ファンデを探し求めてたどり着いたのが、マキアージュでした。
メイクする時間さえ暑いと感じる夏場。
ひんやりとした感触を与える、冷感タイプが発売されました。スキンセンサーベースNEO。
ちょうど買い替えの時期だったので、試してみました。
確かにミントが入ったようなスースー感があって、冷感仕様です。
でも、目のキワキワまでのばすと、目にしみるような刺激を感じました。
使用には注意した方がいいです。
紫外線吸収剤不使用の日焼け止めのデメリット
紫外線吸収剤不使用の日焼け止めも、万能ではありません。代替えとなる紫外線散乱剤にはデメリットもあるのでお伝えしておきます。
●白浮きしやすい
紫外線散乱剤は白色顔料(二酸化チタンや酸化亜鉛など)が主な成分なので、肌に塗ると白く見えやすいです。ナノ化された粒子を使って白浮きを改善した商品もありますが、粒子のサイズが小さくなったことによる人体への影響はまだ不透明です。
●きしみ
紫外線散乱剤は粒子状の顔料が肌に膜を作るので、塗り心地が重たく感じたり、肌にきしみを感じたりすることがあります。塗り心地が気になる場合は、ジェルやスプレーなどの軽いテクスチャーの商品を選ぶとよいでしょう。
●効果の持続性
紫外線散乱剤は物理的に紫外線を跳ね返すだけなので、効果が持続しにくいという欠点があります。汗や水に濡れたり、こすれたりすると落ちやすいので、こまめに塗り直す必要があります。
上記が紫外線散乱剤を使用した際のデメリットです。
ご自分の肌質や使用シーンを想定して、何を選ぶかを大切にしたいですね。
日焼け止めのSPA・PA値とは?
日焼け止めのSPF・PA値って、わかりにくいですよね。以下にまとめてみました。
日焼け止めには、SPF値とPA値があります。
SPF値は、紫外線B波(UVB)を防ぐ指標であり、数値が大きいほどUVB波に対する防御効果が高くなります。
SPFとは、Sun Protection Factorの略で、主にUVBの防止効果を示す指標です。SPF50+が最も紫外線ブロック力が強い日焼け止めです。
PA値は、一時的な黒化を引き起こし、長時間かけて肌の弾力を失わせるUVA(紫外線A波)を防ぐ効果を表す目安です。
PAとは、Protection Grade of UVAの略で、主にUVAの防止効果を示す指標です。PAは、PA+からPA++++の4段階で紫外線をブロックする強さが高くなっていきます。
目にしみない日焼け止め8選|その不調の原因は日焼け止めかも?原因は?市販で買えるおすすめ・まとめ
目にしみない日焼け止めを選ぶには、以下の点を確認しましょう。
●紫外線吸収剤配合の有無
●アルコール・エタノール配合の有無
●界面活性剤配合の有無
また、体調が万全な場合には刺激を感じない成分でも、年齢や体調、環境によって刺激を感じてしまう場合があります。以下の点に注意してみましょう。
●ドライアイ
●加齢
最新の肌老化の研究によれば、お肌の老化現象は日光などによる「光老化」が大きな要因のひとつ、ともいわれています。
また紫外線の浴び過ぎは、皮膚がんの原因になることもあります。
紫外線量の増える春先から秋にかけて、日焼け止めは必須だといえます。
使用感のよい日焼け止めを見つけて、心地よい毎日を送りたいですね。
最後に、日焼け止めが付着することによって、白い服の襟元が黄ばんでしまう…という記事も書いているので、よかったら合わせてご覧ください。
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