【小松弥助】体験記 現代の名工に選ばれた大将が握るお寿司 予約やお値段は?

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先日金沢で仕事をする機会があり、東の「すきやばし次郎」西の「小松弥助」と称される、お寿司好きには憧れのお店『小松弥助』にてランチをいただいてきました。

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小松弥助の歴史

小松弥助の歴史

1967年石川県小松市にて「小松弥助」は開店。

大将である森田一夫さんのお人柄や軽快なお寿司の握り、素材を活かした美味しいお寿司で全国規模の人気店になりました。

私はすっかり大将のお名前が小松弥助さんだと思っていた…。

2015年、多忙を極め、いったんのれんをおろしますが、2017年3月、加賀谷グループ金沢茶屋の別館オープンと合わせ再開されました。

この時期、ちょうど友人たちと金沢へ旅行する機会があり、美味しいお寿司をどこで食べよう??談義で盛り上がった際候補に挙がったお店でしたが、結局思い叶わず伺えませんでした。

でも憧れのお寿司やさんはといえば、小松弥助を思い浮かべる人も多い超有名店、ずっと頭の片隅にひっかかっていたのですがこの機に同僚が予約を取ってくれて念願叶ったわけです。

大将の森田さんは2019年、厚生労働省が定める「現代の名工」に認定されたんだそう。

現代の名工といえば、この金沢出張の際に手土産にした「農口尚彦研究所」のお酒をつくった農口尚彦さんも現代の名工と認定されていまして。

仕事で訪れた金沢でしたが、巨匠の作品に触れることができたいい旅になりました。

大将は今年で御年91歳になられるそうですが、カウンターでお元気におしゃべりされている様子からは、そのお年は想像がつきませんでした。

小松弥助の予約は困難らしい

小松弥助の予約は困難らしい

私の友人にも大の寿司好きがいて、彼女は都内在住ですが小松弥助の予約さえ取れれば日帰りでも食べに行く!と。

どうやらなかなか予約が取れないらしい。今回同行した同僚は一度訪れたことがあるということで、その際次の予約を取って後日日時を調整、めでたく今回私も名工のお寿司をいただくことができたということになります。

一時期、完全紹介制だったようですが、いまは毎月1日に電話をすると予約を取れることも稀にあるらしいです。

一見さんお断り、ではないようですが、予約を取るなら常連さんを介して取るのが確実のようです。ということで、今回お寿司好きの友人の分の予約をして帰宅の途につきました。

ちなみに営業時間は午前から夕刻まで。確か11時半、13時、14時半の3回転でお食事ができます。

予約方法はこちらのブログに詳しく記述されていたのでリンクを貼らせていただきました。

金沢グルメのバイブル あすかの美味献立

今回いただいたお寿司

今回いただいたお寿司のラインナップはこちらです。

まず一皿目、「漬けまぐろxこのわたのせ」。定番のようです。中には細かくきざんだ漬けトロが入っていて、口の中にマグロの甘みが広がります。このわたを、初めて食べた気がします。トロッとしていて美味しいものなんですね。ちなみに一貫目と呼ばず「一皿目」としたのは、こちらでは「握り」と呼ばない、そうなので。

今回いただいたお寿司

二皿目、お造りを選びました。チョイスがもうひとつあったようで、同僚はそちらを選んでいましたが、何だったかな…。一品ひとしな精一杯味わおう!と自分の食に集中していたので忘れてしまいました。

お造りは、バイガイ、たい、まぐろのこのわたのせ、こはだ、甘えび。北陸の海の幸、美味しくないわけがないです。

今回いただいたお寿司

三皿目、握り5貫盛り合わせ。あかいか、とろ、えび、あまだい、煮はまぐり。
お寿司のシャリはふわっと握ってあり、口に入れるとすぐにほろっとほどけます。

今回いただいたお寿司

とろには包丁が入れてあります。こうすることでとろが口の中にふれる表面積が大きくなるような気が。口いっぱいトロの甘みが広がります。

今回いただいたお寿司

四皿目、うなきゅう。なんと温かいお寿司!!
うなきゅう…美味しいと事前に聞いてはいたんですけど、言葉で説明されてもピンときませんでした。
食べてみたら衝撃、温かいのにのりがパリパリ。うなぎが美味しくて、キュウリの歯ごたえがよくて…♡

今回いただいたお寿司

五皿目はうに。あま~い♡口の中であっという間に溶けてなくなります…。このシャリの部分わかります??ごはんがほろほろに握られているのが…。

今回いただいたお寿司

六皿目、「白山」と名付けられたバカラの器に盛られたお寿司。シャリのうえにまぐろやうにが乗り、間にのりが挟まっている。まぐろとうにの間にはすった山芋がとろ~っとかかって。

合間にたいのお吸い物もいただけます。

今回いただいたお寿司

これでコースは終了。おかわりタイムのスタートです!

うに、まぐろxこのわた、うなきゅう、白山…コースの頭からもう一回食べられそうでしたが、ごちそうになるということで、このくらいに遠慮しておきました。

ちなみにこのおかわりタイムに常連さんたちは次回の予約を入れるようです。
私も友人分の予約をお願いしにお会計場へ。座席の図面が入った予約台帳をめくりながら、空いている日時と席を教えてくださいます。

今回いただいたお寿司

お酒は「天狗舞」を選び、同僚は「加賀鳶」。確か日本酒はこの2種と、麦焼酎、だったかな?
お昼からの日本酒はけっこうこたえました。

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天狗舞
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今回いただいたお寿司

大将の横顔いただきました!

体調崩された日にはお休みされることもあるそうで、お目にかかれてよかった!

小松弥助 予算

うふふ。今回はなんと同僚が予約から支払いまでしてくれて、ごちになってしまったので、詳しい金額は知らないのですが、食べログを見るとひとり2万~2万9千円となっていますね。

お酒も少しいただいて、しかもおかわりを重ねてるから3万円近くいっているのでは??

これは自分で支払うには勇気がいる金額ですが、美味しいお寿司、超有名店、現代の名工が握る、となればそれはもうプライスレス?

小松弥助ならもっとお金を積んでもいい!という方もいるかもしれませんね。

なんて思いながら他の方のブログを見ていると、「9,000円は安すぎる」との記述が!え?そんなに安いのかなぁ?ホントかなぁ?食べログの価格はなんなんだ??

安くて美味しいなら予約が取れなくて当然だね…。

後日談

ゴールデンウイークの最中、友人が金沢旅行へ。知人の中で一番の小松弥助への愛を語っていた彼女が言うには、お会計は一人当たり、コース+お酒、3~4貫のおかわりで12,000円ぐらいだったそうです。

だとすると、やはりコースは9,000円くらいなんでしょうか?

お店の雰囲気もいいし、ネタはもちろん新鮮、そして名工であり、巨匠が握るお寿司でこの価格。
都心では同じクオリティーのお寿司をこの価格では味わえないと思うと、希少価値のあるお店で、人気があり過ぎて予約が困難、というのは致し方ありません!

小松弥助のお土産 バラちらしと弥次喜多

ここからさらに追記です。

その後、再び小松弥助さんに訪れることができました。

大将はお休みの日でしたが、今回のお寿司も美味しかったです。

これは、大将とそうでない人の違いなのか、それとも季節によって変わるのか、少しお寿司のコースのラインナップが変わっていました。

で、今回はなんと、最後にお土産をお願いしました。

小松弥助では、「バラちらし」か、「弥次喜多」というおにぎりか、2つの選択肢でお土産のお寿司を購入することができます。

友人たちはバラちらし、わたしは弥次喜多・おにぎりを頼んでみました。

出来上がりの写真がこちら。

小松弥助のお土産 バラちらしと弥次喜多
小松弥助のバラちらし

このバラちらしの仕上がりの素晴らしさを見て、「あーーー!わたしもバラちらしにすればよかった!」と思ってしまったんですが、バラちらし、豪華ですよね~。

バラちらしの具は、

ヅケ、トロ、煮ハマグリ、穴子、鯵、甘えび、イカ。

ところどころに加賀野菜?などなど、とってもカラフル。

わたしが頼んだおにぎり・弥次喜多は、酢飯ベースで、中にヅケが入ったおにぎり。

小松弥助のお土産 バラちらしと弥次喜多
小松弥助の弥次喜多

海苔で巻いたヅケを酢飯のおにぎりにし、さらに海苔を巻いたものになっています。

お店の人からは、2~3時間以内に食べてください、といわれたんですが、今回もたくさんお代わりをしたわたしは翌日のお昼ごはんにする、と目論んで、冷蔵庫に入れました。

なので、食べるときにはごはんがかたくなっていて、本来の味わいではなかったように思います。

そして、お値段。

なんと今回もごちになってしまったので、お値段不明です。

小松弥助のお弟子さん

余計なお世話なのかもしれませんが…。

お年が気になりまして、大将の後継者はいるのかと調べてしまいました。

いわずもがな、その技は小松弥助のお弟子さん達に受け継がれているわけで、すでに大将が体調不良でお休みされる時には和倉温泉「信寿し」の大将でもある刀祢修(とねおさむ)さんが握られているそうです。

また「金沢の鮨・志の輔」さんの大将も小松弥助のお弟子さんだったということで、細部は変われど美味しいお寿司は食べ続けられるようです。

そしてどちらのお店も高評価のお寿司屋さんでした。

小松弥助

石川県金沢市本町2-17-21(料理旅館 金沢茶屋 ・新館1階)

【定休日】水・木
【席数】カウンター 10席、4名テーブル 1つ、2名テーブル 2つ
【駐車場】金沢茶屋で空きがあれば利用可

TEL:076-231-1001
*電話時間14:30~18:00
*回線は大変混み合っています、営業時間中は忙しいのでなるべくこの時間内に

小松弥助 心のすし

小松弥助の大将・森田一夫さん、後進に伝えたい技と心を豊富なカラー写真とともに本にされて出版されていました。

もう一度、食べに行けるかな~…。

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